園の様子 / お知らせ

食育~野菜と一緒に育つ~

保育園では、各年齢に応じた『食育』に
取り組んでいます。
『食べる』ことはとても大切なことであり、
子どもたちには美味しく・楽しく
食べて欲しいと考えています。

その基本となる離乳食期の0歳児。
現在の0歳児の子どもたちは離乳食の子、
幼児食になった子…と月齢により様々です。
一番小さなお友だちは、どろどろの形状から
歯ぐきでつぶせるくらいの小さな粒のある
形状になりました。

食べている様子を見ていると、馴染みのない
食材のときや、珍しい味付けの時には
なかなか食が進まないこともしばしば…。
ですが、様々な食材・味付け・形状を実際に
口にし食べることで子どもたちの味覚が
育ちます。

『食べる』ことのスタートラインにいる
子どもたちに保育士は声をかけたり、落ち着いて
食事が出来るように関わっています。


また、実体験を通した食育では野菜の栽培を
行なっています。
きゅうりやじゃがいも、稲までいろいろ育てて
いますが、子どもたちの興味の持ち方も様々です。

幼児クラスの子どもたちは園庭に出ると畑や
プランターに植えている野菜にせっせと水をやり
「この間より大きくなってる!」と生長を喜んだり
咲いた花の色や葉っぱの形に関心を持って
見ています。

乳児クラスの子どもたちもお兄さんお姉さんの
水やりを真似て水やり…かと思いきや、
野菜ではなく園庭の芝に水やりをしたり、
プランターに立てた支柱を抜こうとしたり
土を掘り返したりと遊びのひとつとして
楽しんでいます。

遊びのひとつとなったことでこんなことも
ありました。
年長児が育てている稲などに興味を持って
触ったり引っ張る小さいお友だち。

それを見ていた年長児は「やめて!」と
始めは怒っていましたが、「小さいから
仕方ないね、もうしないでね」と優しく
小さいお友だちに伝えてくれました。

栽培活動を通し、小さいお友だちへの
優しさや、植物を大切にするなど
子どもたちの心の成長に気付くことが
できたエピソードでした。
(実は今の年長児が年少だった2年前は
稲を抜いて遊んでいました…)


ついに先日、ぐんぐんと育ったきゅうりを
収穫した1歳児の子どもたちはきゅうりを
袋でもみ浅漬けを作って食べました。
まだまだ好き嫌いもあり、なかなか野菜が
食べられない子も多いのですが、
自分たちが育て、収穫し、作ったきゅうりは
特別だったようで、他の給食には目もくれず
ぱくぱくと食べていました。

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水やりをしたり日々野菜の生長を楽しみに
している子どもたちですが、栽培活動が野菜を
育てるだけではなく、土いじりや水やりなどが
感触あそびや道具を使ったあそびを通して
野菜と一緒にぐんぐんと成長しています。

これから保育園では、野菜の栽培だけではなく
果物狩りや、『北海道』をテーマに乳製品や
鮭などの食材を通し自分たちの住む地域に
ついても知っていく予定です。

総主任:藤田

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