園の様子 / お知らせ

お泊まり会~自立への一歩~

昨日おうちの人から離れて保育園に
お泊まりをした年長の子どもたち。
朝からTシャツ染めにスイカ割り、
夜のかくれんぼ…
お友だちと様々な体験を楽しみました。

初めてお子さまと離れて過ごす
ご家庭は心配していたことと思います。

子どもたちに「保育園に泊まるの心配?」と
聞いたところ、「僕は大丈夫だけど、
お母さんがひとりになるのが心配」と自分よりも
お母さんのことを心配する言葉が子どもたちから
出ていました。

さて、お泊まり会は年長児の行事ですが、
保育園の中では年長児だけではなく
実はいろいろなエピソードがありました。


午前中、自分のTシャツを染めた子どもたち。
大きなタライを囲みみんなで割りばしで
つんつんとつつき楽しんでいました。
子どもたちは「できた!」と
満足げでしたが、実は担任は染まり具合が
心配で何度も何度もタライから出して確認
していたのです。
青空の下、じゃぶじゃぶとTシャツを洗い、
まるで絵本の登場人物の『せんたくかあちゃん』
のような担任でした。
Tシャツは無事にうまく染まったので、
これから運動会などの行事で着る予定です。


いつもと違う楽しそうなことをしている…と
気になっていたのは小さいお友だち。
園庭でスイカ割りをしていた時には、
お部屋の窓からみんなで並んで覗いていました。

年長児は2人ずつペアになり、「左!右!」と
指示を出したり、目隠しをして指示を聞き、
慎重にスイカに近づき「えいっ!」と勢いよく
棒を振り下ろしていました。
お兄さんお姉さんがスイカを叩くと
園内のどこからともなく歓声と拍手が
聞こえてきました。見ている小さいお友だちも
応援して楽しんでいました。


夕方の降園時のことです。
年長児にきょうだいがいる子は、
自分のお兄ちゃんお姉ちゃんが
一緒に帰らないことを知り、玄関から離れ
られなかったり、帰りたがらない子もいました。

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おうちの人から離れ、保育園で一日を過ごし
様々な経験をした年長の子どもたち。

お泊まり会の活動の中で、身の周りのことが
ひとりで出来たり、自分の身体のことを人に
伝えられる姿も見られました。
普段の保育では知らなかった子どもたちの
自立していく姿を発見することができました。
子どもたちには少しのドキドキ、不安も
あったかと思いますが、ひとつひとつの
体験を思い切り楽しみながら過ごしていた
お泊まり会でした。

この経験を通して大きく自立への一歩を
踏み出した子どもたちでした。



総主任:藤田

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