園の様子 / お知らせ

防災訓練~育てたい防災意識~

保育園では、火災だけではなく地震や洪水など
様々な想定の避難訓練を実施していますが、
9月9日に1日を通し防災について知るための
特別な防災訓練を実施しました。

2年前の胆振東部を震源とする大きな地震で
北海道は大規模な停電が発生したことを受け
『大地震のあとに保育園の電気が消えたら
どうする?』という想定のもと訓練開始。

毎月の訓練の成果もあり、「大きな地震が
来ます」というアナウンスにも落ち着いて
行動することが出来ていた子どもたち。
揺れが収まったとの放送でホールへ集まり
防災についての話を聞きました。

まずは『お・は・し・も』のお約束です。
毎月確認していることなので、呪文のように
子どもたちはスラスラと言うことができますが
この約束が”なぜ”大切なのかを改めて伝えました。

次は、園に備蓄している防災用品の紹介です。

保育園が停電したときに明かりとなる
『ランタン』。本体を引っ張ると付くもの、
ボタンを押すものなどいろんな形があることも
知りました。

冬に停電し寒い時にはどうする?と紹介した
のは『アルミシートと毛布』。とても薄く
見えますが、暖かいということを
実際に巻いたり触ってみてお話をしました。
保育園のキッチンが使えないときは?と
紹介したのは『防災食』。
実際にコンロや水を用意し、どのように作るのか
デモンストレーションを行いました。
園長先生が試食してみると…「美味しい!」
実際に給食で防災食を食べてみました。
実はいつもの給食と違い食が進まない子も
いましたが、防災食は命を守るための食べ物
だということを知り、実際に食べてみることも
大切な経験となりました。

**********************
防災訓練をしながら1日を過ごし降園時のこと。
玄関ではおうちの方に展示されている防災食を
説明しながら「うちにも袋のごはんある?」と
聞いていたり、「暗くなったときの
電気ある?」と日中に説明したランタン
の確認をしている子どもたちの姿がありました。

今回の防災訓練を通し実際に体験したことで、
子どもたちだけではなく、職員も防災についての
意識を持つきっかけになったと感じました。
これからも子どもたちが防災に対する意識を
身に付けていけるよう取り組んでいきます。


総主任:藤田

前の記事
運動会に向けて① 

マークの記事閲覧にはパスワードが必要です。

記事一覧