園の様子 / お知らせ

子どもたちの視線の先に

11月18日(土)

はなぞののホールにたくさんのカラフルなものが登場。

その答えは「マスキングテープ」です。
この日は大阪 こどもなーと代表の和泉誠さんをむかえて
ワークショップを開催しました。

何が始まるのかな。

土曜保育に来ている子どもたちと
和泉さんと先生たちで目の前にあるものについて
なにができるかなーとぼんやりさわってみることから始まります。

そのうちに
ひとりの女の子がテープであることに気づくのです。
最初は様子を見ながら…引っ張ってもいいんだ
手で切れそうだと気づきだすと
そこからあそびはどんどん発展していきます。

おままごとでおうちを作る子
蜘蛛の巣に見える!と織り交ぜる子
積み木のように同じ色を重ね続ける子
身体にまいたり、縄跳びにする子
ぴー-------っっとのばしてテープの終わりを
確かめる子

すべて子どもが気づいた視点です

私たち大人は
マスキングテープ=切って貼るもの
とかんがえることが多いでしょう。

おうちにマスキングテープがあって
子どもたちが想像もしない遊び方をしたときに、
私たち大人はなんていうでしょうか。

使い方は無限大。
こどもたちにとっては素材と出会うことで
たくさんの発想が出てきます。
モノの大切さももちろん知りながら。

このマスキングテープは
「mtのヘタ」と呼ばれ、製品の製作中にでる
商品にはならなく、廃棄するもの。
それはたとえ立派な売り物にならなかったとしても
子どもたちがこんなにも楽しく遊びの発想に
つながるのならこんな素晴らしいことはないです。

気が付けばこんなに大人も楽しめています

子どもの視点にたったあとのお片付けも大事。


高く積みあがったゴミもオブジェのようにみえた
男の子はもってかえりたいなぁ。と袋からとりだし
お部屋へはこんでいきました。

満足に遊んだ子どもたちは
わずか数時間後には、いずみさんとも仲良くなり
またやりたいなーたのしかったなーと
名残惜しくでも、おやつの時間にひかれて
お部屋へ戻っていきました。


一時間半の時間のなかで素材と出会い
遊びの可能性を広げ
初めて出会う先生とも会話を交わし
あっという間にみんなで楽しい時間に
かえられる

子どもたちの視線の先には
まだまだわくわくできることがたくさん

その視点を私たち保育者は一番近くで一緒に
みとどけていけるようこのようなワークショップを
ひらいて学びを深めていきます


園長 武藤


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