毎年園の職員全体で行なうSIDS
(乳幼児突然死症候群)への取り組みですが、
今年は熱性けいれんやチョーキング訓練に
も取り組みました。
熱性けいれんとは、生後6カ月から5歳くら
いまでの子どもに見られるけいれんの一つで、
発熱に伴って起こります。
今回は午睡時に熱性けいれんが起こったと
想定して訓練を行いました。
職員が子どもの意識、呼吸を確認し、大きな
声で名前を呼びながら、周囲の職員に事態を
知らせ、一人ひとりに行標指標
(アクションカード)を手渡しします。
アクションカードを見ながら、職員間で連携を
取り、緊急時でも落ち着いて自分に任された
役割を果たしていきます。
子どもの姿を細かく記入することで、救急隊へ
の連絡もスムーズに行なえるようにします。
続いてチョーキング訓練の様子です。
チョーキング訓練とは、異物が喉に詰まった
時に行なう訓練のことを指します。
今回は1歳児クラスから、玩具を喉に詰まら
せた想定で訓練を行いました。
片足に乳児をうつぶせにして背中を叩く
背部叩打法と、みぞおち当たりを両手で突き
上げる様に押す胸部突き上げ法の2つを5回程度
を目安に繰り返し行います。
今回は全職員がこの方法を実践して取り組みました。
力加減や、突き上げるカ所などが難しく、
職員間でも互いの姿を見てアドバイスし合い
ながら訓練を進めていきました。
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ご家庭から大事なお子さまを預かり、日々保育
する中で、どんな場面にも危険は隣り合わせです。
どれだけ備えても、十分に足りることはなく、
私たち職員の一人ひとりの常日頃からの意識が
とても大切だと考えます。
これからも、様々な訓練を通して職員全体が
安全性への意識を高く持ち、日々の保育に
携わっていきます。
ほし組担任 高内 浩子